<鍼灸師を志したきっかけ> 学生時代、部活の練習中に足首を痛めました。 打ち身、捻挫、打撲は当たり前の部活生活を送っていたので、シップを貼れば治ると思っていましたが、一週間経っても治らず、整形外科へ行きました。レン トゲンを撮り「骨には異常がないので一週間シップを貼っていたら良くなるでしょう」と言われ診察が終了。心の中で「シップを貼って良くならなかったから病 院に来たのに・・・」 大会も迫っており「早く良くなりたい」との思いが強く、知人の紹介でスポーツ選手が通う整骨院に行きました。そこでは、週3回の電気治療とマッサージを一ヶ月間行いました。しかし、足首の状態に変化は見られず、結局大会への出場は断念しました。 当時、あまりにも治りが遅かったため「このまま良くならないのでは?」と不安感に襲われたことを今でも覚えています。 そんな折、他校の先生が鍼灸院を紹介してくださいました。はり灸治療と聞き、初めは「痛いんちゃうん…。」と思いましたが、「良くなるためや」と意を決し 受けに行きました。はりの先生は、足首周りの筋肉を触診し、痛めた原因を説明してくれました。その説明を聞くと、確かに思い当たる節がありました。 はりを受けると想像していたよりも痛くなく、治療後にはあれほど痛かった足首の痛みが軽減し、屈伸しにくかった足首がスムーズに屈伸ができるようになりました。 病院の先生は、レントゲンを撮っても原因が分からなかったのに、はりの先生は触れるだけで原因を説明し、治療後には痛みが軽減し、足首の動きも良くなり、今まで抱えていた不安も解消されました。 このときの「喜びと驚き、感動」は、今でも忘れることができません。 この触れて分かる鍼灸の技術を、今度は自分が身につけて、私と同じように病院に行っても原因が分からず不安や悩みを抱えている人に、はり灸治療のすばらし さを伝えたい。との思いで鍼灸師になり現在は、はり灸治療が初めてというたくさんの人たちに受けて頂いています。ありがとうございます。 |