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がん早期発見の決め手はない


がんほど早期発見が重要な病気はありませんが、がんほど早期発見が難しい病気もないというのも、とても皮肉なところです。

3大死因である、がん・心臓病・脳卒中のなかでも、やはりがんは特別だと思います。

脳卒中と心臓病は、突然発症することももちろんありますが、発症する以前にある程度、明らかな予兆があるのが通常です。そういった点、脳卒中、心臓病は注意を怠らなければ、ある程度は予防も可能であるし、早期発見も比較的容易だと考えられます。さらに、脳卒中や心臓病では、即死にいたる非常に稀なケースを除けば、発見された時点で100%手遅れであるということもあまりありません。

一方、がんは予兆もほとんどありませんし、発見された時点でかなり進行していることもよくあることです。しかも、がんはある段階を越えてしまうと、かなり根治が難しく、延命はかろうじてできるかもしれませんが、通常の治療での完全治癒はとても不可能な状態になってしまいます。がんが特に恐ろしいところは、実はそのあたりにあると思うのです。

かなり進行してしまったがんには、ほぼ治る可能性がなくなってしまいます。特に転移が顕著にみられる進行がんの場合などは、まったく打つ手がないとして、医者からさじを投げられるというのが現状ではないでしょうか。

一般的に早期のがんというのは、大きさにすると直径1cmくらいのものをさすのでしょうが、それでも数にして10億個くらい、年月にして10年単位の時間は経過してしまっているのです。したがって、決して早期に発見できているとは言えないのではないでしょうか。確かに、日本人に多い(多かった)胃がんなどに関しては、1cm位でも大抵は根治が可能なので早期と言っても差し支えないのかもしれませんが、膵臓がんや胆のうがん、肺がんに関しては、直径1cmのがんは決して早期とは言えませんし、通常療法では根治もままなりません。つまり、画像診断で早期発見をめざすことにはおのずと限界があるということなのです。いくら解析の精度をあげてみたところで、5mm以下のがんの発見は難しいでしょう。したがって、早期に発見すれば、がんも大丈夫だと考えることは、大きな間違いだということになるのです

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